パナソニック、MVNOとしてWiMAXに参入、Let'snoteにスマホ連携機能も
パナソニックは、MVNO(仮想移動体通信事業者)としてモバイル通信サービスを1月25日より提供すると発表した。第1弾としてWiMAXによるデータ通信サービスが提供される。
同社では、スマートフォンやパソコンに加えて、テレビやデジタルカメラなどでも通信機能を持つことで新たな商品価値が生み出されつつあると指摘。その一方で、ユーザーが回線契約する際には、機器や事業者ごとに契約が異なったり、設定などが負担になったりしているとして、ユーザーにとって負担が少ない形で、ネットワーク回線と製品を一体で提供すべくMVNOとしてサービスを開始することになった。
●第1弾はWiMAX
AV機器や白物家電、ヘルスケア、住宅設備など同社が手がける幅広い商品分野での展開が想定されており、第1弾はパナソニック コンシューマーマーケティング運営の「CLUB Panasonic My MALL」のユーザー向けにデータ通信サービス「WiMAX Service」が提供される。
通信サービスのみのプランとレンタルルーター付きのプラン(レンタル料込み)が用意される。通信サービスのみであれば、月額4480円の「Flat定額プラン」、月額3880円の「Flat年間パスポート」、月額3830円の「Flat2年パスポート」、レンタルルーター(URoad-8000)付きプランでは月額3880円の「Flat年間パスポート」、月額3830円の「Flat2年パスポート」が選択できる。このほか初期費用2835円もかかる。Flat年間パスポートとFlat2年パスポートを途中解約すると解約違約金がかかる。
3月20日までに申し込むと、初期費用が無料になるほか「Flat2年パスポート」では2万500円、「Flat年間パスポート」であれば1万2000円がキャッシュバックされる。また対象機種を購入すると1カ月分の利用料が無料になるクーポンが発行される。
●Let'snoteにスマホ連携機能
このほか同社では、モバイルノートパソコンの新モデル「Let'snote SX」「Let'snote NX」を発表した。新モデルにはスマートフォンとの連携機能が提供される予定で、無線LAN経由でのファイルコピー、電源オフ時でのスマートフォンの充電、スマートフォンからパソコンにログインして過去のメールの閲覧・操作などが行えるようになる。対応機種は、パナソニック製2012年春モデルの一部機種とのことで、現在開発中のモデルとなる。ユーティリティは2012年2月下旬よりパナソニックのWebサイトで配布される。
関連情報
(関口 聖)
2012/1/25 15:37
-ページの先頭へ-