Mozilla、ID認証システムの名称を「Mozilla Persona」に、「BrowserID」内包


 米Mozillaは22日、ウェブ全体で使用できる認証テクノロジーの名称を「Mozilla Persona」にすると発表した。これに関連して、これまで使用されてきた「Firefox Persona」や「BrowserID」の名称に変更が生じる。

 Mozillaは、21日に発表した「Mozilla Marketplace」に関連して、ユーザーが購入したコンテンツやアプリを、ユーザーのアイデンティティと結び付ける計画を公表している。Mozilla Personaが、それに関連するプロジェクトとなる。

 BrowserIDは、メールアドレスをユーザー認証に使用するプロジェクトで、Mozilla Personaにも使用されるが、Mozilla PersonaはBrowserIDを含み、より広範にユーザーのアイデンティティをダッシュボードで管理できるユーザアイデンティティサービスとなる。

 BrowserIDという名称は今後、プロトコルや、ウェブサイト、メールプロバイダー、ブラウザーに実装する際に使用される開発者向けの限定的な名称となる。

 Personaという名称はこれまで、Firefoxにテーマを設定するための機能で使用されてきた。Mozillaでは、名称変更によって一時的な混乱が生じることを認めており、新名称への移行が大過なく進むためのよいアイデアをコミュニティに求めている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/2/24 11:52