スマホでLINE利用率が大幅に上昇~ニールセン調べ


 ニールセン株式会社は24日、スマートフォン利用動向のトピックスをとりまとめた。四半期ごとに集計している「よく利用するウェブサイト」では、Facebookが前回の12位(利用率は29%)から10位(同31%)へと初のトップ10入りを果たした。利用率の上昇が目立つのはLINEで、前回の24位(利用率は16%)から14位(同26%)と大幅に順位を上げた。

 1位はGoogle検索で利用率は57%、2位はYouTubeで51%、3位はYahoo!検索で43%、4位はYahoo!天気で41%、5位はGoogle マップで39%だった。

 今回の結果についてシニアアナリストの中村義哉氏は、SNSの動向が注目される中で、LINEは通話とメールの従来型コミュニケーションに焦点を絞って多くの利用者を獲得してきたと指摘。生活者がスマートフォンを利用するシーンの一部を切り取り、それをサポートするサービスを展開することが、より重要になってきているとコメントしている。

 調査は5月21日から23日まで、スマートフォンを利用している13~69歳の男女を対象にインターネット経由で実施し、3000人の有効回答を集めた。


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(増田 覚)

2012/7/25 15:12