コンテック、-20℃~60℃の環境で使える無線AP発売、冷蔵倉庫内など想定


 株式会社コンテックは、法人向け無線LANソリューション「FLEXLAN」の新製品として、耐環境性に優れたIEEE 802.11b/g/n対応アクセスポイント「FXA2300」を9月3日より販売すると発表した。価格はオープンプライス。

 周囲温度-20℃~60℃という広温度範囲に対応するとともに、保護等級IP55の防塵・防水構造となっており、冷蔵倉庫内をはじめ、昼と夜で温度変化が激しく、ほこりや粉塵の多い工場や半屋外の悪環境下で高速ワイヤレスネットワークを構築できるとしている。

 アクセスポイント(親機)のほか、子機、中継局(リピーター)に切り替えて使用できる3つのモードを備える。IEEE 802.11nについては、デュアルチャネル(40MHz幅利用)にも対応。セキュリティ機能は、WPA2/WPA、IEEE 802.1X認証、MACアドレスフィルタリング、ESSIDステルスなどに対応しているほか、WPA2/WPAやWEPと併用できるという独自暗号化技術「WSL」も搭載する。

 アンテナを除く本体部分の大きさは、64.0×60.0×227.5mm(幅×奥行×高さ)で、重さが650g。これにダイポールアンテナやブラケットが付属する。別売の長距離通信用指向性アンテナを使えば、ビル間通信などにも活用できるとしている。有線LAN接続および電源供給は、付属のPoEアダプターを使用する。

FXA2300




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(永沢 茂)

2012/8/29 17:20