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「小田急ロマンスカー」で公衆無線LANサービス、地下駅へのWiMAX整備も

 小田急電鉄株式会社は、特急車両「ロマンスカー・EXE(30000形)」4編成において、13日より公衆無線LANサービスを導入すると発表した。

ロマンスカー・EXE(30000形)

 KDDI株式会社およびUQコミュニケーションズ株式会社と提携し、auのスマートフォン利用者向けに「au Wi-Fi SPOT」を提供。アクセスポイントは、株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)が提供する有料公衆無線LANサービス「Wi2 300」にも対応しており、au利用者以外でも利用できるようにする。

 ロマンスカー全7編成への導入完了は、2013年1月上旬の予定。小田急電鉄によれば、私鉄の有料特急車両に公衆無線LANサービスを導入するのは国内で初めて。

 UQコミュニケーションズは5日、小田急線の各駅および列車内においてWiMAXサービスのエリア整備を行っていくことも発表した。これまでも屋外に設置した基地局により、地下ホーム駅などを除く駅構内や列車内においてWiMAXサービスを利用できたが、さらに地下ホーム駅の新宿駅、成城学園前駅、町田駅、本厚木駅などについても2013年3月末までにエリア拡充を順次進めていく。

小田急線路線図

 ロマンスカー車内に設置する公衆無線LANアクセスポイントも、WiMAXサービスを活用したものだという。

(永沢 茂)