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PayPalをかたるフィッシングメールに注意

 フィッシング対策協議会は10日、PayPalをかたるフィッシングメールが出回っているとして注意を喚起した。

 協議会が公表した情報によると、メールの件名は「Important message: You need to sign on with the next three days」。本文では「あなたは次の3日間でサインオンする必要があります」「PayPalアカウントを確認するには、2013年1月12日でサインオンする必要があります」などとして、フィッシングサイトに誘導する。

 10日14時現在、このフィッシングサイトは稼働中。協議会では、「オフィシャルのドメイン以外で、PayPalが含まれるドメインを使ったメールを受け取った場合はご注意ください」としている。

 トレンドマイクロ株式会社によれば、年末の休暇シーズンにはフィッシングなどの攻撃が大量発生していたという。同社研究調査機関であるTrendLabsの集計では、2012年12月にフィッシングサイトが最も多く作成されたブランドはPayPalで、その数は1万8947件に上ったとしている。以下、Wells Fargoの2049件、Visaの1661件、Citibankの1628件、Bank of Americaの1477件などが続く。

(永沢 茂)