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世界のモバイル普及率が2014年に100%超え、ITUが予測

 国際電気通信連合(ITU)は27日、世界のモバイル普及率が2014年初頭に100%を超えるとのレポートを発表した。

 現時点では、モバイル契約者の半数以上はアジア地域が市場成長の原動力となっており、世界では2013年末までにモバイル普及率が96%に達する見込み。同普及率は先進国で128%、開発途上国では89%になると予測している。

 レポートではこのほか、2013年年末までに世界の人口の39%に相当する27億人がインターネットにアクセスしているとの予測も発表。ただし、インターネットのアクセス率は先進国の77%と対して、開発途上国では31%にとどまるという。地域別では欧州が75%と最も高く、アジア・太平洋地域の32%、アフリカの16%を大きく上回る見込み。

 また、世帯のインターネット普及率は成長を続けており、2013年末までに世界の41%の世帯がインターネットに接続すると予測。なお、アフリカでは過去4年間に年間27%の成長を遂げているが、いまだにインターネット接続がない世帯の90%に相当する11億人は開発途上国にあるとしている。

(増田 覚)