ニュース

凸版印刷、電子出版コンテンツを読みやすくする新書体を試作

 株式会社凸版印刷は21日、電子出版コンテンツを読みやすくする日本語オリジナル新書体の開発に着手したとして、試作フォントを公開した。

新書体の試作フォント (C)Toppan Printing Co., Ltd.

 同社のオリジナル書体である「凸版明朝体」「凸版ゴシック体」をもとに開発。2016年春までに、本文用の明朝体・ゴシック体、見出し用の文字など計5書体を提供開始したい考え。まずは、本文用の明朝体について2013年夏ごろのサンプル出荷を目指す。

 凸版印刷では、「急速に進む電子化の中で、あらためて読みやすさについて考え、これからの情報コミュニケーションを支える情報流通基盤の進展を目的として、新書体の開発に着手し、読みやすく、作品のイメージが読者の記憶に残りやすい文字の開発に取り組んでいく」としている。

(永沢 茂)