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米Google、スマホやタブレットの解析に対応する「Universal Analytics」公開

 米Googleは22日(現地時間)、マルチデバイス対応のアクセス解析やオフラインマーケティングキャンペーンの解析にも対応したGoogle Analyticsの新機能「Universal Analytics」の公開ベータテストを開始したと発表した。

 Universal Analyticsは、昨年10月に限られたユーザーを対象にクローズドベータを提供開始。3月22日からは公開ベータとなり、すべてのGoogle Analyticsユーザーが機能を試すことができるようになった。

 新機能「Universal Analytics」を利用するためには、新しいプロパティを作成し、新しいスニペットである「analytics.js」をウェブサイトに使用する必要がある。iOS対応、Android対応のSDKもそれぞれ用意されている。

 Universal Analyticsでは、タブレット端末、スマートフォン、ゲーム機など様々なタイプの端末で、サイト利用者がどのように行動するかを解析できる。また、オフラインのマーケティングキャンペーン、例えば店頭マーケティングキャンペーンやコールセンターへの通話など、様々なオフラインデータの取り込みにも対応している。また、スマートフォンアプリの利用方法の解析も可能だ。

 Googleは発表文の中で、Universal Analyticsベータテストに参加している米価格比較サイトPriceGrabberの利用例を紹介している。同社では価格比較サイトを利用するのにデスクトップPCで検索をする場合と、タブレット端末またはスマートフォンからでは利用方法が異なっていると指摘。それらのユーザー体験を向上させるために、このUniversal Analyticsが役立っているとの体験を語っている。

(青木 大我 taiga@scientist.com)