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楽天リサーチが1000人調査、電子マネーの利用率は約4割

 楽天リサーチ株式会社は28日、決済についてのインターネット調査の結果を発表した。20~69歳の男女1000名が回答を寄せており、うち「電子マネー」を決済に利用している人の割合は40.3%だった。

日常的な決済手段の利用率(調査レポートより転載)

 調査は3月5~6日にかけて、インターネット上で実施された。楽天リサーチに登録しているモニター約228万人の中から1000名を選出して行った。日常の決済方法を複数回答で聞いたところ、最も多いのは「現金」で91.8%、次いで「クレジットカード」が84.3%だった。「電子マネー」は全体の第4位で40.3%。なお、「携帯・スマートフォンキャリア決済」は5.2%で、「その他」を除くと最下位(第10位)だった。

 電子マネーを決済に使うと回答した人に対し、電子マネーを使おうと思う金額を聞いたところ、1位は「500円未満」で38.0%、2位が「500円以上」の22.3%で、合計すると60.3%に達した。少額で電子マネー決済をする傾向が浮かび上がっている。3位は「1000円以上」で8.7%。

 電子マネーの利用場所を複数回答で聞いた設問では、最も多かったのが「コンビニエンスストア」で76.9%。第2位は「スーパー」で44.9%、第3位が「駅(乗車券・定期券)」で36.5%。

 一方、クレジットカード使用者向けの設問では、「1000円以上(から使用する)」という回答が19.6%だった。利用場所(複数回答制)については1位の「ネットショッピング(物販)」が81.5%で、2位の「宿泊費・旅行代」の55.5%を大きく引き離している。

(森田 秀一)