消費者庁、違法の恐れがある「脱法ドラッグ」の通販サイトを公表

　消費者庁は10日、特定商取引法に違反している恐れのある「脱法ドラッグ」を通信販売する37サイトの名称とURLを公表した。同庁の指導に応じなかったサイトを公表することで、消費者に注意喚起することが狙い。

　消費者庁は1月下旬から2月上旬にかけて、いわゆる「脱法ドラッグ」の通販サイトに対して、特定商取引法の規定に基づく集中的な取り締まりを実施。事業者名や住所、電話番号など同法の表示義務に違反する恐れがある142サイトに対して是正を要請し、1カ月後も是正されない場合はサイト名やURLを公表する可能性があると通知していた。

　消費者庁は4月1日までに142サイトを確認したところ、閉鎖に至ったのが31サイト、販売している商品がなく通信販売を中止したのが7サイト、表示が是正されたのが67サイト、表示が是正されなかったのが37サイトであることを確認。このうち、表示が是正されなかった37サイトの名称とURLを同庁のサイトで公開した。