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Skype、ビデオメッセージのWindows対応とOutlook.comとの統合を発表

 米Microsoft子会社のSkypeは30日、Windows7版のSkype 6.5ベータ版で、ビデオメッセージ送受信機能のプレビューリリースを公開した。

 Skypeビデオメッセージは、ビデオメッセージを録画し、相手がSkypeユーザーであればオフラインでも送信できる機能だ。受信相手がオンラインになったときに、ビデオメッセージを受信、再生できる。

 現時点ではSkype 6.5 for Windows7ベータ版でのプレビューリリースだが、近々Windows8版でも対応予定としている。ただし、利用には様々な制限がある。まず、利用にはFlashが必要となる。また、発表文では「すべての市場で利用できるわけではない」とあるが、具体的にどの市場で利用できるのか、また制限の理由についても明らかにしていない。

 なお、ビデオメッセージは今年2月にはMac、iPhone、Android版が提供されている。Windows 8版とWindows Phone版では、ビデオメッセージの送信はできないが、現在でも受信は可能だ。送信も「近いうちに」できるようになると説明している。

 また、別のニュースとして、Skypeは29日にMicrosoftのウェブメールサービス「Outlook.com」と統合すると発表した。29日から英国で利用開始可能となり、数週間以内に米国とドイツでサービス開始。夏頃にはサービス対象全地域で利用できる計画だ。

 Outlook.comとの統合機能を利用するには、まずブラウザープラグインをインストールする必要がある。このプラグインはInternet Explorer、Firefox、Chromeに対応する。プラグインでSkypeアカウントとOutlook.comを関連づけすることで利用可能になる。

 利用方法としては、Outlook.comメイン画面で画面右側にSkypeがせり出してくるので、そこからSkype音声通話、ビデオ通話、インスタントメッセージが利用できる。なお、利用するのがSkypeのインスタントメッセージのみであれば、ブラウザープラグインをインストールする必要はない。

(青木 大我 taiga@scientist.com)