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日経電子版とEvernoteが連携サービスの提供開始、関連する記事とノートを相互に表示

 日本経済新聞社は16日、「日本経済新聞 電子版(日経電子版)」とEvernoteとの連携サービスの提供を開始した。

 日本経済新聞社とEvernoteは、2014年11月に資本・業務提携を発表。両社の有料会員向けに、連携サービスを提供することを発表していた。

 日経電子版では、ユーザーが過去にEvernote内に保存したノートの中から、記事に関連するノートを自動的に表示する「関連ノート」機能を提供する。また、日経電子版からEvernoteに簡単に記事を保存できる「Evernote保存ボタン」も提供。記事はEvernoteのノートに最適化した形式で保存される。

日経電子版でEvernoteの「関連ノート」表示機能や「保存ボタン」を提供

 Evernoteのアプリでも、ノートの内容に関連性があると思われる日経電子版のコンテンツを表示する「コンテキスト」機能を提供。クリックすると、日経電子版全文をEvernote上で閲覧でき、記事本文から気になる部分を選択してノートに引用することができる。

Evernoteも「コンテキスト」機能で日経電子版のコンテンツを表示

 連携サービスは、日経電子版およびEvernoteの双方とも有料会員であるとすべてのサービスが利用できるが、スタートキャンペーンとして3月16日~6月30日の期間中は日経電子版の無料会員にも機能を提供する。

 また、日経電子版の有料会員にはEvernoteの有料版(Evernoteプレミアム)が1年間無料で利用できるキャンペーンを、Evernoteユーザーには日経電子版が最大2カ月間無料になるキャンペーンを実施する。

(三柳 英樹)