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「最後の砦」崩れる? Internet ArchiveでDMCAによる削除要請に対応した痕跡見つかる

 世界中のホームページをアーカイブしているInternet Archiveの「Wayback Machine」で、公開状態にあった一部のページがDMCAにより削除されているケースが見つかり、ちょっとした波紋を呼んでいる。

 これは米Gizmodoが掲載しているもので、それによると近年亡くなったプロレスラーに関するブログを追跡していたところ、過去にアーカイブが存在していたはずの「Wayback Machine」からサイトが消滅していることが発覚。ここまではよくある話だが、さらに調べを進めていったところ、robot.txtによる拒否ではなく、DMCA(デジタルミレニアム著作権法)による削除要請が出されていたことが判明したというもの。Internet Archiveは近年はより完全なスナップショットの作成に注力しており、昨年は政府機関などのサイトはrobot.txtでの拒否設定を無視してアーカイブすると公言していただけに、意外と簡単に要求に屈したように見える今回の措置が、一部で波紋を呼んでいるというわけ。もちろん著作権違反が事実であれば削除はやむ無しだろうが、過去十数年に渡って削除済みページを見つけるための最後の砦だったInternet Archiveの運営方針も、徐々に変化の兆しが現れつつあるようだ。