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スマホやSNS、10代の若者の精神状態に必ずしも悪影響を与えないとの調査結果

 スマホやSNSなどの利用は、10代の若者の精神状態に必ずしも悪影響を与えるとは言えないとする米国の追跡調査が注目を集めている。

 これは米大学の合同調査チームが2千人以上の若者を対象に、述べ5,270日間をかけて行った調査によるもの。最初にスマホやSNSの利用状況について初期評価を行ったのち、1~2年後に同じユーザの精神衛生状態を調べてその相関関係を調べるという内容だが、利用の有無、およびその利用時間の長さは、その後の精神衛生状態に特に影響は見られなかったと結論付けている。従来の調査ではこの真逆の結果が多く、それをもってスマホの禁止や利用制限に結び付けられがちだっただけに、今回の結果は注目を集めているというわけだ。調査チームの一員であるカリフォルニア大学の教授は「大人は、スマホやSNSが10代に与える影響について議論するよりも、オフラインとオンラインの両方で彼らをサポートする方法に考えを巡らせるべきではないか」とコメントしている。