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米ホームセキュリティサービス、高額なハードウェアを買わせたのち事業終了で物議

 米ケーブルテレビプロバイダーのホームセキュリティサービスの終了に伴い、それまで購入したハードウェアが一切使えなくなってしまうことが判明し、物議を醸している。

 これは米国のケーブルテレビプロバイダーSpectrum社で、これまで展開していたホームセキュリティサービスを、2月5日をもって打ち切ると発表。利用者には他社の同等サービスへの移行プランが用意されているものの、同サービスで利用していたセキュリティカメラなどのハードウェアは互換性がなく、かつ、同社による買い取りなどのプランも用意されないことから、高額な代金を支払ってそれらを購入した利用者の間で物議を醸しているというもの。もともとこのSpectrum社のサービス、運営元の合併などで数年前から事業の押し付け合いとなっていたようなのだが、ユーザーにとっては寝耳に水で、なかにはハードウェアの導入だけで10万円近い費用を支払っていた人もいるのだとか。日本でもこうした自社独自のホームセキュリティサービスや、スマートホームサービスを展開している事業者は少なくなく、けっして他人事ではなさそうだ。