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「Macはウイルスが少ない」は過去のもの? Macのマルウェア検出が激増中との調査結果

 Macのマルウェアが前年同月比で400%を超えるなど激増しているとの調査結果が公表され、Macユーザーを中心に話題になっている。

 これはアンチウイルスソフトのメーカーであるMalwarebytesが発表したもので、それによるとMacで検出されるマルウェアの数が、前年同月比で400%を超えたというもの。一般的にMacはWindowsよりもウイルスが少ないと言われるが、今回のレポートはその常識を覆すものだ。もっとも、脅威という観点からはやや事情が異なるようで、Windowsはビジネス利用での破壊活動を目的としたバックドアやスパイウェアなど伝統的なマルウェアが多いのに対し、Macは広告収入を得るためのスクリプトが多く、システムの破壊にはつながりにくいという特徴があり、数ではWindowsを超えていても質についてはそれほど深刻ではないとのこと。つまり「MacはWindowsと違ってウイルスに強い」という定説はいまなお健在ということになるが、とはいえ、多くの潜在的なスクリプトが野放しになっているのは事実のようで、Macユーザーも対策が必要になりつつあるのは間違いなさそうだ。