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マスクを付けたまま使える顔認証システムが中国で登場、いずれ世界で一般的に?

 顔にマスクを付けていても利用可能な顔認証のソフトウェアが中国で開発され、導入が開始されている。

 セキュリティ機能として多く搭載されている顔認証だが、マスクを付けた状態では利用できず、それゆえ現在の新型コロナウイルス騒動の中では、むしろ不便なものとみなす風潮が広がりつつある。今回、中国のHanwang Technologyが発表した新しい顔認証技術は、マスクを付けたままの状態でも利用可能なことが特徴で、従来の顔認証の成功率が99.5%なのに対し、95%にまで達しているとのこと。マスクで隠されていない部分、つまり目を中心としたエリアで認証を行うことから、サングラスをかけていると認証が不可能になる問題も指摘されているが、同社はすでにオフィスビルへの入退室管理システムとしての販売を始めているとのこと。どうやら開発の発端はコロナウイルスではなく市民の監視にあるようなのだが、いずれあらゆる顔認証は、マスクをしていても問題なく利用できるようになるのかもしれない。