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薬物乱用防止をアピールする啓発漫画、薬物以外の部分が怖すぎるとネットで話題に

 和歌山県がホームページで公開した薬物乱用防止啓発漫画が、本来の意図とは違ったところでネットで話題になっている。

 これは和歌山県福祉保健部健康局が公開したもので、大麻に手を出した女子高生が、平穏な生活を失っていく様子を描いたもの。県内の中学校に約2万部が配布されるというこの漫画、大麻取締法違反の疑いで逮捕される芸能人が出る中、実にタイムリーなネタなのだが、大麻を使い始めたきっかけが友達を裏切って友情にヒビが入ることを恐れたからだったり、また大麻の利用が発覚したあとはネットに家族情報がさらされて妹がいじめに遭ったり家に張り紙を貼られたりと、薬物本来の怖さと異なるネット社会や地域社会の怖さが際立っているとして、SNSを中心に話題になっている。またこれとは別に、漫画の絵柄の可愛らしさや演出の巧みさを評価する声も多く、記されていない作者名を知りたいという声も複数見られるなど、思わぬところに反響が及んでいるようだ。