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Googleマップでぼかされていたロシアの軍事施設が突如として高解像度化、設備が丸見えに

 Googleマップにおけるロシア領内の軍事施設が、1ピクセルあたり0.5mという高解像度で見られるようになったことが明らかになった。

 これまでGoogleマップではロシア領内の軍事施設は低解像でしか見られなったが、今回このロックが解除され、通常の市街地と同様のクオリティで見られるようになった。高解像度と言っても軍事衛星のクオリティには遠く及ばないため、実用性はないとみられるが、これまでビジネス上の配慮からぼかされていた拠点がくっきりと見られるようになったのは、同国に対するGoogleのスタンスの変化を物語っており興味深い。ちなみにGoogleはロシアがウクライナへの空爆の目印に使用しているとの疑惑から、Googleマップにおけるウクライナ領内のラベルを3月に非表示にしたほか、リアルタイムでの交通情報を反映させない措置を取っており、今回の対応はそれに次ぐものとなる。またロシアにおける広告販売やGoogle Cloudの新規契約を停止する一方、ロシアはGoogleニュースへのアクセスを遮断するなど、あらゆる分野で応酬が続いている。