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気象予報にもAIによる革命? GoogleがAIを取り入れた新たな気象予報モデルを開発中

 GoogleがAIを用い、従来の気象予測モデルよりも高精度で予測が行える気象予報モデルを開発中だ。

 これはGoogle DeepMindの「GraphCast」という気象予測モデルで、AIを用いているのが大きな特徴。過去40年にわたる気象データを用いることで、従来の気象予測モデルよりもはるかに早く極端な気温の変化やハリケーンの進路を予測できるという。広く使われている欧州の中期予報センター(ECMWF)では6日前にならないと予測できなかったハリケーンを、同モデルでは9日前に予測。また、1300以上のテスト地域の90%以上で、ECMWFよりも高精度な予測が行えているとしている。現時点では降水量など一部の分野については従来の気象予測モデルに及んでおらず、併用する必要があるとのことだが、将来的に気象予報にも革命が訪れる可能性はきわめて大と言えそうだ。