日本ブランド戦略研究所は21日、企業サイトにおけるユーザーの動向・評価を調査した「Web Equity 2006 Webサイトの情報発信力」結果を発表した。BtoCサイト指数が最も高かったサイトはキリンビールだった。
「Webサイトの情報発信力」は、企業のWebサイトが消費者にどれくらいの情報提供をできているのかを調べたもの。260の企業サイトを対象に、16歳~69歳までのモニターが各社のサイトを閲覧。アクセス経験、満足度、再訪問意向の3つで評価し、総合点をBtoCサイト指数として表している。調査期間は2006年7月14日~26日。有効回答数は19,500人。
それによると、1位はキリンビールで総合76.3ポイントだった。内訳を見ると、アクセスは85.2、満足度は71.0、再訪問は72.8となっており、特にアクセス指数は全サイト中トップだった。このほか、2位は花王(71.4ポイント)で、特に満足度の評価が高く、3位のユニクロ(71.1ポイント)は、再訪問意向での評価が高かった。
なお上位10サイトには、飲料や食品などの身近な商品を扱っているサイトが多くランクインしている。その内訳を見ると、飲料系はアクセス面、食品系は満足度面での高評価が目立つという。また日本ブランド戦略研究所では、「商品情報以外にも、商品に関連した周辺情報が充実しているサイトほど、ユーザーの評価が高い傾向がある」と分析している。
関連情報
■URL
調査結果
http://japanbrand.jp/d/doc/pWE/80143/8.html
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( 野津 誠 )
2006/08/21 18:50
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