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ネットアーク、8月1日時点でのWinnyとWinMXの利用者数は56万ノード

〜常に一定以上のファイルアクセスがあるものの、火曜日は少ない結果に

 株式会社ネットアークは、同社のP2Pノードの自動探索システム「P2P FINDER」の稼動状況を発表し、8月1日時点で「Winny」と「WinMX」の利用者数が561,459ノードに達したと報告した。


調査開始2カ月で56万ノード超え、2カ月後には100万ノード超えと予測

P2P FINDERが利用しているトラストガード社のブレードサーバー
 P2P FINDERはネットアークが独自開発したシステムで、現在国内のP2Pファイル交換ソフトであるWinnyとWinMXを対象に自動的にノードを探索するものだ。調査方法には、P2Pのキーワード検索を擬似的に行なうソフトウェアを利用して、実際にノードと通信してノード数を集計する方法と、P2Pファイル交換でもっともよく流通するファイルのダミーを実際に公開し、アクセスを試みてきたノードを集計する方法の2種類の手法を用いて行なっている。

 P2P FINDERは、トラストガードのブレードサーバーを利用したレンタルサーバーを利用し、調査規模にあわせてブレードサーバーの利用数を調整しているという。ネットアーク社長の松本直人氏によると、「ブレードサーバーのホスティングの場合、調査対象のネットワーク規模に対応して利用台数を増減できるため、非常に利用しやすい」とのこと。

 現在のP2P FINDERのサーバー台数では、インターネット全体のノード数を一度の調査で計測することはできないため、調査対象の範囲を区切りながら調査を行なっている。しかし、今後サーバー台数を増やせば、理論的にはインターネット全体をリアルタイムで調査することも可能だという。調査は6月3日から開始されており、8月1日に発表された最新の情報では、利用者が561,459ノードに達した。松本氏は、「調査範囲がどんどん広がっているので、発見されるノード数もうなぎ上りに増加している。2カ月後の調査結果では100万ノードは超えるだろう」と予測している。


コンテンツの中身は映像や音楽ファイルが大部分を占める

ネットアーク社長の松本直人氏
 P2P FINDERでは、「時間」「IPアドレス」「ポート番号」などを調査することが可能で、集計データは約1カ月に1度の頻度でデータを公開されている。IPアドレスを取得可能なため、IPアドレスを元に利用ISPや「国内か海外か」などを調べることもできる。実際に国内と海外の比率をARIN、RIPE、APNICのIPアドレス地域割当情報を元に調べたところ、海外が52%、国内からの利用が48%だった。ドメイン別では、JPドメインが38%、NETドメインが32%、COMドメインが16%、その他14%となっており、JPドメインがトップであることが分かる。

 交換されているファイルの種類は少数で、拡張子422種類中交換されていたファイルの種類は33種類だけだった。個別では、AVIファイルが24%、MP3ファイルが20%、JPG/JPEGが17%、MPG/MPEGが14%と、映像や音楽ファイルが大部分を占めていた。


ファイルアクセス数は常に一定以上あるものの、なぜか火曜日は少ない

 ファイルへアクセスする時間をアクセス数で見てみると、ほぼすべての時間帯で一定以上のアクセス数を保っており、時間に関係なくファイル交換ソフトを稼動させていることが分かる。しかし、曜日別に見ると、土日が増加している反面、月曜日から火曜日かけて急激にアクセス数が減少しており、興味深い。

 また、P2Pアクセス数のグラフがIXのトラフィックグラフに酷似しており、松本氏は「さまざまな調査結果でP2Pファイル交換ソフトがトラフィックに占める割合が大きいとの指摘があるが、実際に当社の調査結果でもIXのトラフィックの動きと酷似しており、何らかの影響を与えている」と推測している。


82%のユーザーが0〜3回のファイル交換で終了、なかには1,000回以上も

 また利用者の1回のファイル交換ソフト起動でのファイルアクセス回数では、81.95%のユーザーが0〜3回で、4〜29回のユーザーが17.59%、30回〜1,000回以上のユーザーが0.46%だった。

 松本氏は、0〜3回のユーザーを“エントリーユーザー”、4〜29回を“ミドルユーザー”、30回〜1,000回以上をヘビーユーザーと分けている。「レンタルビデオやオンラインショッピングでも、大抵のユーザーは数本借りたり、購入するのが通常だろう。1,000回以上アクセスしているユーザーは、数日間ソフトを起動し続けている可能性もあり、収集癖と言っても良い状態だろう」(松本氏)と分析している。

 ネットアークでは、P2Pファイル交換ノード数の調査・公開を引き続き継続していくほか、今後商業展開に向けての計画を発表する予定だ。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.netarc.jp/doc/20030714p2p.html
  ネットアーク
  http://www.netarc.jp/
  関連記事:ネットアーク、P2Pノードの自動探索システムを稼働
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0714/netarc.htm
  関連記事:トラストガード、ブレードサーバーを利用したレンタルサーバーサービスを開始
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/1226/trustguard.htm


( 大津 心 )
2003/08/04 17:16

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