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So-net、エアタクトシステム搭載ベガ向けにコンテンツを配信


「パレットディスプレイ」(写真手前)
 ソニーコミュニケーションネットワークが運営するSo-netは、IEEE 802.11aの無線LANに対応したプラズマテレビ「ベガ」向けに9月10日よりコンテンツを配信する。視聴は当面の間無料で、対応機種は42V型の「KDE-P42HZ1」、50V型の「KDE-P50HZ1」の2種類。

 KDE-P42HZ1、KDE-P50HZ1はともにBS・110度CSデジタルハイビジョンに対応したプラズマテレビ。画面サイズ以外の仕様は両機種共通で、10BASE-T/100BASE-TのLANインターフェイスを搭載、5.1chサラウンド対応に対応する。KDE-P42HZ1は9月10日、KDE-P50HZ1は10月10日より販売を開始、標準価格はKDE-P42HZ1が115万円、KDE-P50HZ1が140万円。

 両機種ともメモリースティック対応の7V型液晶ディスプレイ端末「パレットディスプレイ」が標準で付属する。この端末はIEEE 802.11aの無線LANを採用しており、パレットディスプレイの画面上で指先を動かすことでテレビを操作できるほか、インターネット上のWebサイトをブラウジングすることもできる。なお、IEEE 802.11aによる通信はテレビ本体側のメディアレシーバーとパレットディスプレイとの間に限られ、他のIEEE 802.11a通信機器とは利用できないという。

 メディアレシーバー、パレットディスプレイともにReal形式とon2形式の動画に対応しており、パレットディスプレイを操作してテレビ画面、パレットディスプレイのどちらでもインターネット経由の動画コンテンツを視聴できる。なお、Webのブラウジング自体はパレットディスプレイのみ対応、テレビ本体から利用することはできない。

 So-netではKDE-P42HZ1が発売される9月10日より、エアタクトシステム搭載ベガ向けのコンテンツ配信サービスを開始する。配信されるのはSo-netの動画ポータルサイト「So-net TV」でも配信している「ねこちゃん大王」「HITOE’S REAL LIFE」といったコンテンツを中心に、乗り換え案内や天気予報、テレビ番組表といったコンテンツ。対応端末からは無料で視聴できるが、パソコンからは視聴できない。コンテンツは今後追加されるサービスによっては有料となる場合があるという。

 動画コンテンツはRealPlayer形式を採用、So-netでは300kbps~1Mbps程度の帯域でコンテンツを配信する。ただしSo-net以外のサービスを楽しむためにも、1.5Mbps程度の帯域が推奨されている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.so-net.ne.jp/corporation/release/2003/030804.html
  プラズマ<ベガ>HZ1シリーズ
  http://www.sony.jp/products/Consumer/wega/plasma/hz1/
  関連記事:松下電器、ネットサービス「Tナビ」の報道関係者向けセミナーを開催(BroadBand Watch)
  http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/1317.html


( 甲斐祐樹 )
2003/08/04 19:46

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