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データを独自の視点で分析して新規性や有効性を競う競技が開催


 日本オペレーションズ・リサーチ学会や立教大学産業関係研究所、株式会社NTTデータなど7団体は4日、データ分析の新規性や有効性を競う「第10回データ解析コンペティション」を開催すると発表し、学生部門と社会人部門の一般参加を8月4日~20日まで募集する。参加は無料。

 データ解析コンペティションは、産学から幅広く参加チームを募り、共通の実データを用いて、データ分析の新規性や研究・ビジネスの両側面での有効性を競う大会だ。第1回のコンペティションは1994年に参加チーム5チームによって行なわれた。その後参加チームは年々増えており、2002年には29チームが参加しているという。

 コンペティションは8月に募集と提供データの説明を行なう。参加表明をしたチームには実データが貸与され、10月から2004年3月頃に行なわれる3学会の研究部会で、解析結果を報告し、そこで予選が行なわれる。予選通過したチームには3月に開催される研究成果報告会にて発表する。その後の審査の結果、優秀チームが発表され、その優秀な解析結果は2004年2月ごろ日本オペレーションズ・リサーチ学会の学会誌に掲載される。

 今回解析するデータは、「百貨店の個人単位の取引データ」「カスタマー・コミュニケーションズ株式会社のCCL-CAFE顧客ID付きPOSデータ」「世帯別の電力消費データ」の3種類が用意されており、参加チームはこの中から1種類選択して解析を行なう。実際のデータが取り扱われるため、参加チームは誓約書に記入し、解析後はデータを返却しなければならない。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdata.co.jp/release/2003/080400.html
  日本オペレーションズ・リサーチ学会
  http://www.orsj.or.jp/


( 大津 心 )
2003/08/04 19:50

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