NECと日本オラクルは5日、IPv6対応や著作権保護対応を強化したコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)事業で提携したと発表した。
両社は、NECのストリーミングコンテンツ管理・配信システム「StreamPro」と日本オラクルのアプリケーションサーバーを連携させ、IPv6に対応にCDNを構築する。この結果、IPv4環境に加え、IPv6環境での映像や音声などのストリーミングコンテンツの配信からコンテンツの課金管理、顧客管理やアクセス管理を含めたストリーミングシステムの統合管理が可能になるとしている。また、StreamProの著作権保護機能と「Oracle DRM Gateway」を連携させ、大規模な著作権管理や複数メディアの著作権管理の一元管理を目指す。
日本オラクルは、「Oracle9i Application Server」をベースにIPv6対応した環境を提供する。IPv6固有の技術ノウハウを蓄積し、ユビキタス時代に求められる製品要件として、製品開発へフィードバックをするほか、来年にリリースする日本オラクルのアプリケーションサーバーをIPv6 Certified製品として出荷する予定だ。
両社では販売部隊として20名体制のプロジェクトチームを結成する。提案案件の相互紹介や提案対象企業に関する情報共有など行ない、展示会での協力や共同広告の実施など、マーケティング活動や販売推進活動での協力を図るとしている。
関連情報
■URL
NECのニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0308/0501.html
日本オラクル
http://www.oracle.co.jp/
( 岡田大助 )
2003/08/05 12:35
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