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NTT-MEグローバルソリューション本部 副本部長・土元洋一郎氏
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日本アビオニクス代表取締役・富田祐一氏
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NTT-MEは日本アビオニクスと提携して、解像度がXGAまでの画像を送信できるテレビ会議対応端末「コラボメイト・オンザ・トクスル CLB-51/CLB-30M」を8月8日に発売する。価格は、デスクトップタイプの「CLB-51」が98万円、タブレットPCタイプの「CLB-M30」が60万円。
「コラボメイト・オンザ・トクスル」は、NTT-MEが提供するテレビ会議システム「TOCSR」に対応した端末。データを共有する機能も搭載されており、デジタルカメラで撮影したJPEG形式の画像などのほか、WordやExcel、PowerPointなどで作成したドキュメントを共有できる機能も搭載した。このほか、PNG形式やWMF形式のデータも共有できる。なお、インターネットを介したテレビ会議は、4対地まではWindowsに搭載された「Microsoft NetMeeting」を利用し、5対地以上では「TOCSR」のシステムを利用する。ただし、「TOCSR」を利用する場合は別途費用が必要になる。
ラインナップには、デスクトップタイプの「CLB-51」と、タブレットPCタイプの「CLB-M30」が用意されている。「CLB-51」は、ペン入力可能な15インチ液晶が本体と一体となった据え置き型端末。別売りの専用スキャナー「Pj-Mate」を利用して物体をスキャニングし、その画像を送信することができる。一方の「CLB-M30」は、日本hp製のタブレットPC「Compaq Tablet PC TC 1000」をカスタマイズした端末で、こちらはPHSやFOMAを繋いでテレビ電話に参加することも可能。いずれも日本アビオニクスによるカスタマイズが施されており、ベースとなったOSは「CLB-51」がWindows XP、「CLB-M30」がWindows XP Tablet PC Edition。 通常のパソコンと同様にUSBや各種カードスロットも用意されている。
NTT-MEによれば「テレビ会議については標準仕様のITU-T勧告のH.323に準拠した「Microsoft NetMeeting」や「TOCSR」を使用する。データ通信のプロトコルは独自のものを用意した。1台の端末でテレビ会議を行ないながらデータ通信もできるようにしたので、操作方法なども簡単になっている」という。
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専用スキャナー「Pj-Mate」(左)とデスクトップタイプの「CLB-51」
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タブレットPCタイプの「CLB-M30」
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インドネシアのジャカルタとテレビ会議のデモ。現地は晴天で気温33度と、日本同様に暑かったようだ
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現地の新聞もデータ化すれば共有できる
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プリント基板とミニカーを「Pj-Mate」でスキャンした。ある程度ならば立体的なものでも取り込める
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■URL
ニュースリリース
http://www.ntt-me.co.jp/news/news2003/nws030805.htm
TOCSR(サービス概要)
http://nttiivs.ntt-me.co.jp/mgm/tocsr/
NTT-ME
http://www.ntt-me.co.jp/
日本アビオニクス
http://www.avio.co.jp/
関連記事:NTT-ME、Flashや動画を共有可能なWeb会議サービス「TOCSR Ver5.0」
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0708/tocsr.htm
( 鷹木 創 )
2003/08/05 18:04
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