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出会い系サイト関連事件、児童買春の検挙数が減少〜警察庁


 警察庁は7日、2003年上半期における出会い系サイトに関係した事件の検挙状況について発表した。検挙件数は781件で、2002年同期の793件に比べて12件減少した。児童買春が20%近く減少した一方で、強盗や強姦などの重要犯罪が約85%増加している。また、全事件のうち携帯電話によるものが95%余りを占めるとともに、被害者の80%余りが18歳未満の児童であることも明らかになった。

 内訳を見ると、「児童売春」が326件(前年同期比74件減)、「児童ポルノ法違反」が12件(2件増)、「青少年保護育成条例違反」が216件(3件増)、殺人・強盗・強姦などの「重要犯罪」が63件(29件増)、暴行・傷害・脅迫などの「粗暴犯」が68件(10件増)、「窃盗」が19件(6件増)、「詐欺」が16件(3件増)など。



 主な検挙事例は以下の通り。

【児童売春・児童ポルノ法違反】
 携帯電話の出会い系サイトで知り合った女子中学生に対し、現金を与える約束をして性行するとともに、その場面などをビデオ撮影。児童ポルノを製造し、販売(6月、北海道)

【殺人】
 携帯電話の出会い系サイトで知り合った女性とホテルに入り、女性から援助交際として金銭を要求されたことから口論となり、女性の首を絞めて殺害(5月、愛知)

【脅迫】
 携帯電話の出会い系サイトで知り合った女子高校生に対して、交際を続けることを求めるため、再三にわたり「写真を高校に送ってもいいよね。インターネットに載せてもいいよね」などと携帯電話でメールを送り、脅迫(4月、静岡)

【詐欺】
 自らを医師と偽り、携帯電話の出会い系サイトで知り合った女性に、結婚の意志もないのに結婚を申し込んだ上で「財布をなくした」などと偽り、現金やキャッシュカードをだまし取った(1月、宮崎)

 使用された端末別では、携帯電話が751件(96%)、パソコンが30件(4%)だった。2000年には携帯電話が59件(57%)、パソコンが45件(43%)だったのが、2001年には携帯電話が714件(80%)、パソコンが174件(20%)、2002年には携帯電話が1,672件(97%)、パソコンが59件(3%)と、携帯電話が年々増加しており、今回もその傾向が続いている。また、653人の被害者のうち18歳未満の児童は530人(81%)だった。


関連情報

URL
  警察庁
  http://www.npa.go.jp/
  関連記事:上半期ハイテク犯罪は前年比1.5倍、「出会い系」絡みの児童売春が急増
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2001/0809/npa.htm
  関連記事:昨年のハイテク犯罪検挙数が1,000件超え、児童買春が急増
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0220/npa.htm


( 永沢 茂 )
2003/08/07 14:15

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