|
ユビキタスIDアーキテクチャのイメージ図
|
ユビキタスIDセンターと日本ユニシスは7日、「ユビキタスID解決サーバー」の接続試験に成功したと発表した。あらゆる製品に付与される「ユビキタスID(uID)」をもとに、その製品の情報が格納されているサーバーを検索するためのもので、インターネットにおけるDNSの名前解決のような機能を担う。
ユビキタスIDセンターの提唱するアーキテクチャは、製品にIDタグで付与されるuID、これを読み書きするユビキタス・コミュニケータ、製品情報サービスサーバー、uID解決サーバーで構成される。ユビキタス・コミュニケータで製品のuIDを読みとることでネットワーク経由でuID解決サーバーを検索、ユーザーが製品情報サービスサーバーから情報を得られる仕組みである。
今回の試験では、ユビキタス・コミュニケータとuID解決サーバー間で、uIDの登録・削除・解決が行なえることを確認した。なお、メッセージ交換にあたっては、セキュリティ確保のために、TRONプロジェクトで規定されたPKI暗号・認証規格「eTP」を利用することが原則となっており、uID解決サーバーもこれに準拠しているという。
日本ユニシスは、ユビキタスIDセンターの母体でもある「T-Engineフォーラム」の設立当初からの幹事会社であり、今後も共同でユビキタス・コンピューティングの実現に向けた実験に取り組んでいくとしている。
関連情報
■URL
日本ユニシスのニュースリリース
http://www.unisys.co.jp/news/NR_030807_uID.html
ユビキタスIDセンター
http://www.uidcenter.org/
T-Engineフォーラム
http://www.t-engine.org/
関連記事:ユビキタスIDセンター、日立ら3社の標準タグ準拠製品を認定
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0623/uid.htm
( 永沢 茂 )
2003/08/07 17:04
- ページの先頭へ-
|