株式会社NEC情報システムズは7日、ノックス株式会社やオリックス・レンテック株式会社と共同で、サイバーアタックを検知し、不正な通信を自動的に破棄するサービス「IDPパック」の販売を開始した。価格は、シングル構成の場合で月額65万円、冗長構成の場合で月額85万円。
IDPパックは、従来のシステムより攻撃検知精度を向上させたIDS装置と、リアルタイムに防御することが可能な「IDP(攻撃検知・防御)システム」を設計・構築から運用までを一貫して提供するサービスだ。通常のIDSのみのサービスに、IDPを組み合わせることによって、攻撃検知力や防御力を強化しているという。IDPは、米NetScreenTechnologies社が開発した、検知と同時にリアルタイムの防御も行なえる次世代侵入検知防御装置だ。
通常HTTPを利用した攻撃など、ファイアウォールでは防ぎきれない攻撃に対してIDSは有効だが、IDS単体では攻撃の検知はできるものの、攻撃を検知した際の対処が別途必要だった。IDPパックでは、攻撃の検知と防御までのタイムラグを無くし、検知とほぼ同時に防御することが可能となっている。また、初期設計・構築や運用の際に必要となるIDSのSignatureの定期更新などは、NEC情報システムズが代行して行なう。
関連情報
■URL
NEC情報システムズ
http://www.nis.co.jp/
( 大津 心 )
2003/08/07 17:20
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