日本レジストリサービス(JPRS)は8日、日本語JPドメイン名のエンコード方式である「RACE」と「Punycode」の併用期間を9月3日で終了すると発表した。9月4日以降はRFCで定められたPunycodeのみでJP DNSが運用されることになり、日本語JPドメイン名のRFC準拠が完了する。
JPRSでは7月10日、同社の運用するJP DNSでPunycode方式による運用を開始したが、従来用いられてきたRACE方式の設定も残し、まだPunycodeに対応していないアプリケーションからもWebアクセスできるように配慮していた。このRACE方式の設定が、9月3日いっぱいでJP DNSから削除されることになる。
これにともないJPRSでは、日本語JPドメイン名でWebサイトなどを運用しているユーザーに対して、併用期間が終了するまでにPunycodeの設定をWebサーバーやネームサーバーに追加するよう求めている。一方、9月4日以降は、Webサーバーやネームサーバーから従来のRACE方式による設定は削除できる。
なお、Punycodeに対応したアプリケーションとしては、「Netscape 7.1」やIE用のプラグインソフト「i-Nav version4.0」がある。
関連情報
■URL
日本語JPドメイン名のRFC準拠に伴う移行について
http://jprs.jp/info/notice/ace-transition.html
関連記事:RFC準拠方式で日本語JPドメイン名のWebアクセスが可能に
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0710/jprs.htm
( 永沢 茂 )
2003/08/11 14:08
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