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「らくらくブラウザ」の画面。漢字にるびを振ることができる
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富士通は、経済産業省の支援の下、知的障害者や肢体不自由障害者に配慮したWebブラウザ「らくらくブラウザ」を開発し10月中旬発売する。価格は9,500円で、対応OSはWindows XP/2000/Me/98SE。
知的障害者や肢体不自由障害者がWebページにアクセスする場合、キーボードやマウスの操作、漢字の読みなどが困難な場合があるという。らくらくブラウザでは、Webページの漢字をひらがなに自動変換して表示する機能、音声読み上げ機能、入力支援機能を組み込んだ。
ひらがな変換は、表示形式を「ひらがなのみ」「分かち書き」「直後の括弧」「るび」「ツールチップ」から選択できる。音声読み上げでは、本文とリンク部分を男性音、女性音で区別して読み上げる。入力支援機能では、ソフトウェアキーボードが利用できるほか、キーボードやマウスだけでなく1~2個の外部入力スイッチによる操作も可能。マウスクリックが困難な人のために、マウスカーソルが一定時間停止した場合、自動的にクリックする機能も搭載した。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2003/08/21-1.html
関連記事:富士通ラーニングメディア、児童用ひらがな変換ブラウザーの新バージョン
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0404/hira.htm
( 釜谷 建 )
2003/08/21 14:29
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