バガボンドがとりまとめた「レンタルサーバ事業者のシェア動向とセキュリティ実態調査」で、OCNがドメイン数でトップシェアを維持していることがわかった。約20万件のco.jpドメインサーバーについて2002年2月、8月、2003年2月の3回にわたって実施した調査データを集計した結果、3回を通じてトップに入ったOCNが2位以下に5,000ドメイン以上の差をつけていた。
この実態調査では、管理するドメイン数によりレンタルサーバー事業者の上位100社をランキング化している。上位5社を見ると、OCNが15,191ドメインでシェア7.48%、GMOが10,564ドメインで5.20%、KDDIが7,782ドメインで3.83%、NTT-PCが7,664ドメインで3.77%、クボタシステム開発が7,621ドメインで3.75%となっている。なお、GMOグループとしては12位にアイルが入っており、2社を合計すると12,845ドメインでシェアは6.3%に達し、OCNに次ぐ勢力となっている。
Webサーバーの件数は1年間で約28,000件増加した。最も多く利用されているのはApacheで、続いてIISとなっている。ただし、1位に入ったApacheのバージョンが3回とも異なっており、2002年2月は1.3.20(15.22%)、同8月は1.3.26(33.47%)、2003年2月は1.3.27(18.38%)となっている。co.jpドメインで運用されているWebサーバーは、概ね6カ月単位でバージョンアップが実施されているものが多いとしている。
実態調査ではこのほか、OCNやGMOをはじめとする主要20社について成長性や安定性などを分析したランキングや、レンタルサーバー事業者の乗り換えによるドメイン移動パターンなども掲載している。販売価格は48,000円(先着20名は半額)。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.vagabond.co.jp/top/pressr/press/200308211.html
販売ページ
http://shop.vagabond.co.jp/p-rts01.shtml
( 永沢 茂 )
2003/08/21 21:04
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