インターネット調査企業の米Nielsen//NetRatingsは25日、Blasterウイルス対策への関心から、8月11日~17日の1週間にウイルス対策関係Webサイトへのトラフィックが急増したとの調査結果を発表した。
発表によると、米Microsoftがセキュリティホールを修正するための情報を掲載した「Microsoft TechNet」サイトへの訪問者数は、Blasterウイルス発生前は1週間で31万7,000人だったのに対して、8月11日~17日には約390万人が訪れ、トラフィックは10倍以上(1,131%)の急増を示した。同様にウイルス情報を提供していた「MSN Tech & Gadgets」サイトは304%増加、米Symantecは302%増加、「Microsoft Windows Update」は76%増加、セキュリティ企業Zone Labsは73%増加していた。
Nielsen//NetRatingsの上級インターネットアナリストGreg Bloom氏は「これらのウイルスの誕生と、先週発生したSobigウイルスによって、今後数週間はアンチウイルスサイトが非常に人気のあるデスティネーションサイトになるだろう」と予測している。
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■URL
ニュースリリース(英文、PDF形式)
http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_082503.pdf
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/08/26 11:24
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