富士ゼロックスは、同社のプリントサーバーが採用している組み込み専用OSに存在する脆弱性「MS03-026」への追加対応策を発表した。
富士ゼロックスは8月25日、同社プリントサーバーの組み込みOSにウイルス「Blaster」などが利用する脆弱性「MS03-026」が存在することを発表し、「Document Gate」シリーズや「DocumentGate-Wide」シリーズへの対応策を公開していたが、その他製品については、順次発表するとしていた。
25日以後に追加対応策が発表されたのは、「DocuPrint CG835」や「Color DocuTechシリーズ用Fieryカラーサーバー」など。「DocuPrint CG835」は、Windows 2000ベースの組み込み専用OSを採用しているため、Blasterに感染する可能性がある。同社では、この影響を避けるためのアップデートの手順を公開している。
「Color DocuTechシリーズ用Fieryカラーサーバー」では、「Color DocuTech 60」と「Color DocuTech 60 V」が採用しているFieryカラーサーバーが、Windows NT 4.0ベースの組み込み専用OSを採用している。Windows NT 4.0がベースとなっているためBlasterに感染することはないが、ほかに感染しているサーバーが存在する場合は影響を受ける可能性があるため、同社はこの修正プログラムを適用するための手順を用意している。
なお、FieryカラーサーバーのソフトウェアバージョンV1.1Jを利用している場合には、修正プログラムを適用する前にバージョンをV1.2Jへアップグレードする必要があるため、注意が必要だ。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.fujixerox.co.jp/release/2003/0825_msblast.html
・ 富士ゼロックス、同社プリントサーバーなどに脆弱性があると警告(2003/08/26)
( 大津 心 )
2003/09/03 20:38
- ページの先頭へ-
|