|
タッチパネルを操作することで、利用者側から情報を検索することも可能だ
|
大日本印刷は10日、スーパーマーケットやショッピングセンターのショッピングカートに、消費者向けの商品情報などを配信するシステム「ナビゲーションカート」を開発したと発表した。
ナビゲーションカートには、タッチパネル式液晶ディスプレイと無線LANを搭載したパソコンをハンドル部分に搭載するとともに、識別用の無線ICタグ(RFID)が取り付けられている。カートが店舗内を移動すると、各売場に設置したRFIDリーダーによりカートの位置を自動識別。その売場に応じたコンテンツを個々のカートに配信する仕組みだ。例えば、カートがトマト売場に近づくと、産地や生産者の情報のほか、トマトを使ったメニューやそれに必要な他の商品の紹介、それらの売場までの案内も配信できる。これにより、商品に関するタイムリーな情報提供ときめ細かい販売促進を人でを介さずに行なえるとしている。
大日本印刷では2004年度以降、ナビゲーションカートの実証実験を行なう計画だ。価格は今のところ1台50万円程度だが、ハードディスクを搭載せず衝撃にも強い、安価な専用端末搭載のカートも開発するとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.dnp.co.jp/jis/news/2003/20030910.html
関連記事:凸版が無線タグのデモを展開、カゴに入れるだけで商品金額を即座に計算
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0304/auto.htm
( 永沢 茂 )
2003/09/10 19:32
- ページの先頭へ-
|