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電子書籍化への流れは間違いない〜電子書籍ビジネスセミナー講演


会場廊下に展示してあった電子ブック端末と「電子書籍ビジネス調査報告書2003」
 11日、インプレス主催による「電子書籍ビジネスセミナー」が日本出版クラブ会館において開催された。「電子書籍ビジネス調査報告書2003」の刊行を記念して、電子書籍市場で活躍するエキスパートによる講演が行なわれた。

 開会に先立ち、インプレスの塚本慶一郎代表取締役社長が挨拶し、「電子書籍ビジネス調査報告書2003によって、電子書籍マーケットの姿がおぼろげながら見えてきた」と語った。

 次に、クリエイシオンの高木利弘代表取締役が「―『電子書籍ビジネス調査報告書2003』調査執筆を終えて―」と題して講演。出版市場は1996年をピークに6年連続で縮小しているものの、電子書籍市場は、非常に小さい規模ながら右肩上がりの成長をしているという。この背景には、出版社が電子書籍に真剣に取り組み始めたことや、ブロードバンド環境の普及がダウンロード型のビジネスに追い風になっていることが挙げられるという。

 同調査によれば、2002年の電子書籍の市場規模は約10億円だが、これは出版市場(2兆3,105億円)の0.04%に過ぎない。現在の電子書籍の刊行点数は約25,000点で、毎月の新刊タイトル数は約1,000点だという。電子書籍をすでに利用しているユーザーは9%、今後利用してみたいというユーザーが63%だった。ユーザー層は男性が80%で、年代別では30代が一番多く、ついで40代、20代となっている。

 電子書籍の発展について高木氏は、「電子書籍化への流れは間違いないと思う。必要なのは、書くという行為が効率よくなるべきだという点と、書くことと読むことが一体化されるべきということだ」とコメントした。


関連情報

URL
  電子書籍ビジネスセミナー
  http://www.seedplanning.co.jp/forum/digitalbook/2003/forum.html
  関連記事:インプレス、「電子書籍ビジネス調査報告書2003」刊行
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0724/ebook.htm


( 岡田大助 )
2003/09/11 20:18

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