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NTT東日本、IPv6実験の対象をフレッツ・ADSLにも拡大


 NTT東日本は、2002年12月から東京で実施しているBフレッツユーザー向けIPv6実験サービスの対象を、9月17日よりフレッツ・ADSLユーザにも拡大する。実験は、2004年12月まで実施される予定で、モニターはBフレッツ、フレッツ・ADSLユーザー合わせて最大3,000名程度を予定。

 この実験サービスでは、ユーザーごとに割り振られた固有のIPv6アドレスを利用することで、ユーザーの端末間での通信が可能になる。また、相手ユーザーが留守などで端末が起動していない場合に備えて仮想ホストを用意。仮想ホストに送信したいデータを保存し、相手ユーザーが端末を立ち上げた場合にデータを受け取るといった利用方法が可能。テキストチャットやファイル送信のできるメッセンジャーソフトや、音声通話などが利用できるSIP対応の通信ソフトも提供される。

 実験に参加できる局番は、「03」と「0422」、および市外局番「0424」に続く「26」「40~43」「80~90」「98」「99」から始まるもの。タイプ2回線でも収容局舎が対応局番であれば実験に参加できる。対応するADSLモデムは、現在のところ「ADSLモデム-MNIII」「MNII」「BS」の3種類。このほか、「MN」と「MS」についても、今後対応するファームウェアを提供する予定だ。

 実験サービス利用にあたっての料金は発生せず、Bフレッツもしくはフレッツ・ADSLの利用料金のみが必要。この実験サービスはNTT東日本の地域IP網で行なわれるが、ひとつの回線でIPv4とIPv6を同時に利用できるデュアルスタック接続を採用しているため、回線を切り替えることなくインターネットと今回の試験サービスを併用できる。

 なおNTT東日本では、「Bフレッツユーザーだけでなく、フレッツ・ADSLユーザーも参加することで、より具体的な利用シーンを調査・検証できるようになる」と今回の対象拡大について述べている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.ntt-east.co.jp/release/0309/030916.html
  関連記事:NTT東日本、Bフレッツユーザー向けにIPv6の試験サービス(BroadBand Watch)
  http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/332.html


( 鷹木 創 )
2003/09/16 17:05

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