17日付の一部報道で、ソフトバンクBBが提供するIP電話サービス「BBフォン」において他社VoIP基盤ネットワークとの相互接続についての報道が行なわれた。この件について、ソフトバンクBBでは「相互接続を行なっていく方針である」としながらも、現時点では料金などを含め具体的なことは決まっていないと説明した。
VoIP基盤ネットワーク間の相互接続は、9月5日にNTTコミュニケーションズ(NTT Com)が他事業者との交渉を行なっていると明らかにしたように、今後のIP電話サービスのユーザーメリットを考えると避けられないものとなっている。NTT Comの場合では、ぷららネットワークスやフュージョン・コミュニケーションズと年内をめどに相互接続を行なうとし、そのほかの事業者とも交渉を行なっていく方針を示している。
ソフトバンクBBでは、今回の報道について「相互接続を行なっていく方針である」としながらも、現時点では具体的な交渉作業などは行なっていないと説明した。一方、交渉に入ると報じられたKDDIは「声かけはあったものの正式な打診は来ていない」としながらも、「打診があった際には交渉を行なう用意がある」とコメントしている。
関連情報
■URL
ソフトバンクBB
http://www.softbankbb.co.jp/
・ NTT Com、IP電話サービスの相互接続に向け他事業者と交渉(2003/09/05)
・ IP電話事業者と携帯電話事業者の接続交渉が明らかに(2003/09/10)
■URL
KDDI、日本テレコム、パワードコムがIP電話の相互接続を実施
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0617/ip.htm
( 村松健至 )
2003/09/17 20:06
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