NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)と韓国のKT Corporationは公衆無線LANサービスのアクセスポイントを相互乗り入れするローミング実験を行なう。期間は2003年12月下旬から2004年3月下旬までで、実験参加のユーザーはNTT Comの「HOTSPOT」(約600カ所)とKTの「NESPOT」(約11,000カ所)双方のアクセスポイントが利用できる。
このローミング実験に参加するには、HOTSPOTユーザーであることと、実験に参加登録がされている必要がある。参加料は無料。参加登録者は数千名とする見込みで、募集方法などは実験開始までに詳細が決められる。また、KT Corporationでも、HOTSPOTをローミング利用できる実験参加者を募集する見込みという。
今回の実験は商用化を前提としたものとなるため、2004年3月下旬の実験終了後には商用サービスに移行する予定という。ただし、商用化後の利用にオプション料金が必要か否かなど、詳細は未定となっている。
なお、両社の提携はお互いが持つ技術の相互補完も行なっていく。両社でIEEE 802.11g対応、IPv6およびモバイルIPへの対応、ビジネス利用の推進などを進めていくほか、「NESPOT」ではIEEE 802.11a/bのデュアル化、HOTSPOTでは無線LANによるIP電話サービスや特定エリアサービスなどを協力して展開するという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ntt.com/release/2003NEWS/0009/0925_2.html
KT NESPOT(韓国語)
http://www.nespot.com/
( 正田拓也 )
2003/09/25 19:11
- ページの先頭へ-
|