ノルウェーのOpera Software ASAは9月30日、米Adobe Systemsとの間で、将来リリースされるAdobe製品にWebブラウザ「Opera」のレンダリングエンジンを提供することで合意したと発表した。
Operaで採用されている、W3C標準に準拠したSmall-Screen Rendering(SSR)技術を含むレンダリングエンジンは、Webページを異なるブラウザや端末、スクリーンサイズで表示するための困難を解消できる。Adobeでは、WindowsおよびMacintosh向けに発売する新製品にこのレンダリングエンジンを採用する予定だ。
Adobe GoLiveのシニアプロダクトマネージャーであるGeorge Arriola氏は、「グラフィックデザインの規則は進化し続けており、Webやモバイルデザインにおいてリッチな印刷の可能性が模索されている。企業はそれぞれのブランドの経験から、純粋なCSSでデザインされたコンテンツにシフトしつつある。Operaとの提携によって、Adobeはこれら重大なデザイン要件を認識し、受け入れていく」とコメントしている。
また、OperaのCEOであるJon S. von Tetzchner氏は、「Webの世界は変化が非常に速い。バラエティに富んだ端末やプラットフォームで動作する、標準に準拠したWebページをデザインする能力を顧客に提供することが、アプリケーションプロバイダーにとって鍵となっている」と語っている。
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■URL
プレスリリース(英文)
http://www.opera.com/pressreleases/en/2003/09/30/
( 岡田大助 )
2003/10/01 12:57
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