NTTコミュニケーションズ(NTT Com)の運営するOCNで2日、7時間半以上にわたって一部のユーザーがインターネットに接続しにくい、もしくは接続できない障害が発生していたことがわかった。OCNで運用しているDNSサーバーの一部にアクセスが集中し、レスポンスが低下したことが原因。NTT Comでは緊急にサーバーを増強し、現在は復旧している。
障害が発生したのは2日午前9時54分ごろから午後5時37分ごろまでで、「OCNダイヤルアクセス」「OCN ADSLアクセス」「OCN 光アクセス」などのユーザーのうち、高負荷がかかった2台のDNSサーバーを利用していた最大98万4,000人に影響が出た。
OCNでは7月末にも、アクセス集中によるDNS障害が発生しており、NTT Comでは今回と同様、サーバーを増強することで対応していた。その時は外部からのアクセスが大量に発生したことがわかっているが、今回、アクセスが集中した原因については調査中だとしている。また、10月に入ってからDNS設定を書き換えるウイルス「QHosts」が発見されているが、このウイルスとOCNのDNS障害の関係についてもわかっていないという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ntt.com/release/2003NEWS/0010/1002_3.html
関連記事:OCNでアクセス集中によるDNS障害が発生
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0730/ocnt.htm
( 永沢 茂 )
2003/10/03 14:20
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