NRIサイバーパテント株式会社は6日、インターネット特許情報サービス「NRIサイバーパテントデスク」の検索範囲を拡充し、出願からほぼ20年分の特許情報を検索可能にしたと発表した。
今回のサービス拡充で、登録特許(公告特許)については、「特許請求の範囲」(権利範囲を主張する文章)および「全文」(公報の全文章)を1986年(昭和61年)4月以降までさかのぼって検索できるようになった。また、公開特許については、10日から、1991年~1992年(平成3年~4年)分の特許全文を検索対象とする。2003年度中には、「特許請求の範囲」および「全文」ともに、1986年(昭和61年)以降を検索可能にする予定だ。
NRIサイバーパテントデスクは、1996年から野村総合研究所(NRI)が特許情報や技報(企業で発行する技術雑誌)の検索を可能にしたサービス。NRIサイバーパテントでは、出願後20年分の特許情報の検索をしたいという企業の特許担当者を中心としたニーズに応えるため、これまでにも一部過去に遡及してデータを収録して、サービスの提供を行なっていた。
なお、「NRIサイバーパテントデスク」の入会金は1IDにつき20,000円。このほか基本料が必要で、サービスごとに別途利用料が必要な従量制が1IDにつき月額2,000円で、月50,000円分までサービスが利用できる固定制が1IDにつき月額20,000円となっている。
関連情報
■URL
NRIサイバーパテントデスク
http://www.patent.ne.jp/
プレスリリース
http://www.nri.co.jp/news/2003/031006.html
( 岡田大助 )
2003/10/06 14:11
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