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掲示板運営企業などによる日本オンライン・コミュニティ協会設立 |
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慶応義塾大学環境情報学部教授 国領二郎氏、株式会社ガーラ 村本理恵子氏、東京大学経済学研究科 片平秀貴氏の3氏は6日、発起人となって任意団体「日本オンライン・コミュニティ協会（Japan Online Community Association、以下JOCA）」を設立した。ネットを介したユーザーと企業の関係をオンライン・コミュニティと定義、その概念の研究・啓蒙を推進しオンライン・コミュニティの健全な発展を目指す。 JOCAの設立目的は、オンライン・コミュニティの発展を図るとともに、ユーザーと企業がともに発展する社会づくりに貢献すること。また、オンライン・コミュニティという概念の研究を推進するために、大学などの研究機関とも連携を深めるという。JOCAによれば、「オンライン・コミュニティとは、ユーザーと企業がネット上で意見を交わすことができる関係で、メールマガジンのような一方的なものではなく、掲示板のようなインタラクティブなものでのコミュニケーションと定義した」としている。 会員種別は、掲示板などのオンライン・コミュニティを運営する企業・団体を対象にした正会員、正会員に対してシステム構築や運営サポートを実施する企業を対象にした賛助会員、学識経験者などを対象にした特別会員、個人を対象にした研究会員の4種類。年会費は正会員と賛助会員が50,000円、研究会員が5,000円。なお、特別会員は無料で参加できる。 JOCA事務局の倉持倫之氏は、「企業はユーザーとの関係をどのように構築していくか模索中。ネットは、クレームが多発するなどネガティブな見方も多いが、その一方でユーザーの声を生かしたいとする企業も多い」とコメント。今後は、オンライン・コミュニティを活用したブランド戦略や、セキュリティ対策、著作権などについての研究を通じて、「ユーザーと企業がともに繁栄する“共創社会”の実現を目指す」（倉持氏）という。 関連情報 ■URL 日本オンライン・コミュニティ協会 http://www.community.gr.jp/
（ 鷹木 創 ）
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