ネットオークション/ショッピングサイト「ビッダーズ」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)は15日、9月1日から施行された改正古物営業法に規定されている「古物営業法認定オークション」に認定されたと発表した。ビッダーズと同時に、DeNAが提携している「MSNオークション」「オークション・エキサイト」など15サイトが10月8日付けで認定を受けている。
この制度は、ネットオークションサイトにおける盗難品の流通防止措置が、国家公安委員会の定めた基準に適合するサイトを認定するもの。オークション運営会社がある都道府県の公安委員会に申請することで審査が受けられるかたちとなっており、今回認定を受けた16サイトは東京都公安委員会で初めての認定となるという。認定を受けたのは前述の3サイトのほか、「gooオークション」「ショッパレオークション」「Shopping@niftyオークション」「So-netオークション」「DIONオークション」「ネットプライスモールオークション」「BIGLOBEオークション広場ビッダーズコーナー」「BIDDERS on AOL Shopping」「ビッドバイヤーズ」「ビッダーズ&ぷららプラチナクラブ」「ベネッセウィメンズパークオークション」「ベビサプオークション」「livedoorオークション」。
なお、この認定制度は、ネットオークションサイト運営者が任意で申請する制度となっている。改正古物営業法にあるネットオークションに該当するサイトだからといって、必ず受けなければならないというわけではなく、また、認定された場合にそれをサイト上に掲示しなければならないという義務もないという。実際、DeNAの提携サイトの中には認定制度に申請していないサイトもあるほか、DeNA自身も認定サイトであることをビッダーズに掲示していないという。
その一方で、認定されていないからといって、必ずしも盗難品の対応措置が行なわれていないということにはならない点も注意が必要だ。「Yahoo!オークション」を運営するヤフーでは、本人確認や盗難品の確認作業など、認定サイトに求められるのと同等の対策はすでに行なっているとしており、今のところあらためて認定制度に申請する予定はないとしている。
関連情報
■URL
ビッダーズ
http://www.bidders.co.jp/
関連記事:ネットオークション規制を加えた「古物営業法」改正案が可決
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/1113/auction.htm
( 永沢 茂 )
2003/10/15 21:27
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