マイクロソフトは15日、Windows XP SP1に含まれているUSBドライバの修正プログラムを公開した。現在、同社Webサイトからダウンロードできる。
この修正プログラムを適用することによって、USBドライバの電源管理に関する問題やプラグアンドプレイ関連、高速アイソクロナスデバイス関連など、8点の問題を修正することが可能。
電源管理に関する問題は、「PCがサスペンドモードや休止状態の時にUSBマウスが使用できない」「PCが休止状態から復帰せず、自動的に再起動するか深刻なエラーが出る」など4点の問題が修正される。
プラグアンドプレイ関連では、ハードウェアの安全な取り外しユーティリティを使用し、その直後にPCに直接接続されているUSB記憶装置を取り外すと、PCが自動的に再起動するか深刻なエラーが表示される問題が修正される。ただし、この問題が発生することはまれだという。
高速アイソクロナスデバイス関連では、高速USBアイソクロナスデバイスのCPU使用率が80%を超える問題や、USB2.0アイソクロナスカメラでビデオをストリーミングすると、他のUSBデバイスが応答を停止したり、パフォーマンスが低下する問題など3点が修正されている。
これらの問題を修正するためには、同社Webサイトから修正プログラムを適用するか、Windows Updateを利用すればよい。また、この修正プログラムが適用されているかどうかを確認するためには、Windowsレジストリの以下のレジストリキーの「DWORD値 “Installed” のデータの値が“1”」であることを確認すればよいという。
場所:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Hotfix\KB822603
関連情報
■URL
USBドライバの修正プログラム情報
http://support.microsoft.com/?kbid=822603
( 大津 心 )
2003/10/16 13:56
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