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マイクロソフト、Hotmailのクロスサイトスクリプティング脆弱性を修正


 イスラエルのセキュリティ対策ベンダーFinjan Softwareは15日、米MicrosoftのWebメールサービス「Hotmail」の脆弱性を発見した発表した。ただし、この脆弱性は10月8日にMicrosoftへ報告済みで、すでに修正されている。

 この脆弱性は、HotmailのActiveXコントロールの行動を監視するアクティブコンテンツフィルターがスクリプトを適切に遮断していなかったことが原因。これにより、クロスサイトスクリプティング脆弱性が発生した。攻撃者はこの脆弱性を利用することによって、Hotmailコンポーネント間の相互通信を利用してHotmailアカウント上のアドレス帳にアクセスし、メールを送信することができたという。

 この脆弱性を利用したウイルスが作成されると、ユーザーがHotmailで着信したメールを一度開いただけで感染・拡散が可能だったという。また、Hotmailアカウントを持っているすべてのユーザーが影響を受ける可能性があったとしている。

 米MicrosoftのセキュリティプログラムマネージャーのStephen Toulouse氏は、「この脆弱性は、Finjan Softwareが発見・報告したものだ。我々はFinjan Softwareと共同で修正作業を行ない、報告後24時間以内に修正を完了した」と語っている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.finjan.com/news/press_show.cfm?press_release_id=122


( 大津 心 )
2003/10/16 18:57

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