警察庁は20日、主に北米地域を発信元とするTCP445番ポートに対するトラフィックの増加を検知したと発表した。
TCP445番ポートは、主にWindows XP/2000におけるWindowsネットワークのファイル共有などに利用されており、このポートが外部ネットワークからアクセスできる場合、ファイルが不正に閲覧される可能性がある。また、445番ポートは、9月に発見されたWindowsの脆弱性「MS03-039」などでも利用されているため、セキュリティ修正プログラムを当てていない場合は、さらに警戒が必要だ。
警察庁によると、トラフィック増加の原因は特定されていないが、Windowsユーザーは被害防止のためにファイル共有の設定を確認するなど、十分に警戒するよう警告している。
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警察庁が発表したTCP445番のトラフィック状況。19日の21時ころからトラフィックが急増していることがわかる
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.cyberpolice.go.jp/important/20031020_081629.html
・ ISS、「MS03-039」の修正パッチでは防げないRPC脆弱性があると指摘(2003/10/15)
・ 警察庁、脆弱性「MS03-039」を攻撃するプログラムを警告(2003/09/17)
・ Windows RPCSSに任意のコードが実行される脆弱性「MS03-039」(2003/09/11)
( 大津 心 )
2003/10/20 12:22
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