米調査会社のGartnerは、米国の家庭におけるブロードバンド普及予測を発表した。調査によれば、2003年末までに1,800万家庭がブロードバンドサービスを利用し、2007年には4,600万家庭に達する見込みだ。
ゲームや音楽、ビデオクリップなどのエンターテイメントにアクセスするユーザーは、ダイヤルアップユーザーでは24%に過ぎないが、ブロードバンドユーザーでは40%に達する。また、買い物やインターネットバンキング、株式取引の利用者では、ダイヤルアップユーザーが21%、ブロードバンドユーザーが36%だった。
また調査では、将来のメディアの成長において大きな抑制材料となっているのは、音楽におけるPCからステレオへ、もしくはビデオにおけるPCからTVへの家庭における接続の欠落を挙げている。
調査セクションであるGartnerG2の副社長James Brancheau氏は、「ブロードバンドの急速な成長は、過去のどの時点よりも、より多くの消費者により多くのメディアの購入を促すだろう。今後20年におけるメディアの力の増大は、メディア産業をデジタル革命の混乱に直面させるだろう」とコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www4.gartner.com/5_about/press_releases/pr23oct2003.jsp
( 岡田大助 )
2003/10/27 15:03
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