NECとNECパーソナルプロダクツは28日、PCにおけるセキュリティ設定支援のため、ユーザーPCのセキュリティ環境設定を自動的に行なう無償サービスを開始した。対象となるPCは、同社が2002年10月以降に発売した「VALUESTAR」と「LaVie」のWindows XP搭載モデル。
NECでは、2002年10月発売以降のモデルにサポートソフトウェア「121ポップリンク」をプリインストールしており、インターネットに接続した際に自動的に同社のサーバーに接続し、ウイルス情報などのサポート情報をダウンロードする仕組みとなっている。NECのサーバーに接続時には、レジストリやファイル、BIOSのバージョンなどもチェックしているため、既に修正プログラムを適用しているユーザーには情報配信されないなど、ユーザーごとに最適な情報提供が可能だという。
今回のサービスは、ユーザーからの要望が高かったセキュリティ環境設定に関して、サポート情報と同時に自動的に設定するプログラムをダウンロードし、ユーザーを介さずにセキュリティ設定ができるというもの。
具体的に、Internet Explorerの設定が“中”以下となっている場合には、121ポップリンクのアイコンをダブルクリックするだけで、自動的に設定を“中”以上に変更する。また、Windows Updateの自動通知設定が設定されていない場合にも、同様に自動通知設定を設定することが可能だ。Windows Updateの設定は11月12日より提供予定。
NECでは、「今回は、ユーザーからの要望や問い合わせが最も多かったセキュリティ環境の自動設定だが、今後ユーザーの要望が多いものから順次対応していきたい。要望次第では、自動的にWindows Updateを実行することも検討対象だ」と語った。
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「121ポップリンク」を立ち上げたところ。右下のPCのアイコンをクリックすると自動設定が始まる
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自動設定を行なっているところ。マウスポインターが自動的に動いて設定を行なってくれる
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新着情報があるときは、右下にポップアップが表示される
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関連情報
■URL
NEC
http://www.nec.co.jp/
( 大津 心 )
2003/10/28 14:21
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